お茶について｜
About Works, "Japanese Tea"

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お茶は茶事を中心に開炉、口切から始まり夜咄、
年が明け初釜　極寒の大炉
春の訪れで吊釜　透木釜
夏に思いを馳せ 初風炉　朝茶事
秋を感じながら中置、名残の茶と…
いつも「一座建立」を心に 一年を過ごしています。

「茶の湯」には侘びた風情の中に艶めいたふくよかさと豊潤さがあります。
山里の雪間に芽吹いた草に「命の輝き」を
まるく小さな椿の蕾が秘めた「命の強さ」を
そこに「美の源泉」を知るのであります。
利休に帰る…
「無一物中無尽蔵」であり
茶人の中にある耐え忍ぶ心が「侘び」です。
生きることの一大事は、日々すがすがしい朝を迎えること…

目指す茶碗とは
手に寄り添う前に毅然とした気品があり、
持った時 気持ちの中に溶け込み感嘆するくらい軽く、柔かく…

美しさには絶対的な法則があると思います。
命の優美な輝を放ちながら…
道具にも愛される歓びはあると思います。
命は はかないがゆえに美しい…

私が目指す茶碗は
大井戸「喜左衛門」　青井戸「柴田」「春日野」　
自由な気持ちで茶碗「黒織部」「織部黒」「瀬戸黒」
そして萩茶碗 を造っています。

酒について｜
About Works, "Japanese Sake"

旨い酒を飲むための器
素材としては…土　ガラス　漆　銀　錫…
盃　日本酒は盃で飲みたい…
「冷酒」は口辺の薄いもの
「燗酒」は温度にあった口辺の厚さがほしいです。

日本文化の中の酒の呼び名と温度（℃）
「冷酒」 霙（0）雪冷え（5）花冷え（10涼冷え（15）
「燗酒」 日向燗（30）人肌燗（35）ぬる燗（40）上燗（45）熱燗（50）飛び切り燗（55）

今日本酒は「SAKE」として世界にひろがり「GINJO」吟醸、「JUNMAI」純米も知られています。

酒　多彩な季節風土(春夏秋冬 黒潮と親潮 太平洋側と日本海側)に恵まれた日本において、
各地の風土に合わせ、飲食　祭礼　芸能など多様な文化が発達し、
「祭礼と酒」「肴と酒」「器と酒」の伝統が続いています。

日本には千社を超える酒蔵が存在します。
日本酒の飲み方も季節とともに　「新酒・しぼりたて」「生酒」「ひやおろし」
技術的には、「生酛・山廃」「大吟醸」…
「米」と「水」でつくられた日本酒は深く豊かで、人を楽しく　人生を豊かにします。